『歌舞伎座の怪紳士』
- 司書になりたい
- 2023年10月22日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月5日
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#オペラ

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「ひとつ、おぼえておくといいですよ。誰かがあなたを責めようとして発する言葉は、自分がいちばん言われたくない言葉なのですよ。」
この本の中の文章です。引用させていただきました。
とても胸に残った言葉です。
私は神主をしていますが、子どもの日曜日の行事は出席できないことが多いのです。
平日はあまり仕事がありませんので、在宅でライターの仕事をしています。
主人は今は単身赴任で頑張ってくれていますが、体が不自由なので帰ってきても子供会などのイベントには参加できないでしょう。
神主という仕事は、周りから見ると楽そうに見えるのでしょうか。
子どものことをほったらかしているように言われることもよくあります。
なかなか分かってもらえず、少し参っていたところにこの本を読みました。
職場でのハラスメントで仕事をやめた主人公。
傷ついた心で、なかなか前に進めないなか、ひょんなことから劇場代行というアルバイトを引き受けることになります。
その中で巻き起こるミステリーを「親切な紳士」と一緒に解決していきます。
そして少しずつ前向きになっていく姿が描かれています。
「一歩ふみ出す勇気をくれる1冊」と裏表紙に添えてあります。
在宅ライターというのは、言わなければ働いていることが分かりません。
実際、家族も知らないでしょう。
ですから、まいにち家にいて時々、神社のことをしている・・・。
近い将来、主人の介護もいる。
今でもいつ神社の仕事が入るか分からない。
だから、在宅を選びました。
外で働いていないとダメなように言われる現在、なぜ働けないのかも考えてあげるべきです。
起立性障害という思春期に起こりやすい症状も「サボり」と一言でくくってしまう人が大勢います。
わが子には、そんな考え方はしてほしくありません。
全ての人が同じではないということ。
それをしっかり、子どもには教えていきたいと思います。
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